— CARD —
カード・小冊子について
01 — STRUCTURE
自然生態系に生きる実践の知恵・コツ
萃点のことばカードは、自然や生態系に根ざして生きるための27の知恵(種)を、個人の暮らしや組織づくりに活用できるカードとして制作しています。これらを導出する際には、建築家クリストファー・アレグザンダーが提唱したパターン・ランゲージ(※)という知識記述の方法を参考にしています。
※パターン・ランゲージとは、社会的営みや実践のなかで繰り返される関係性を「パターン」と捉え、それらを抽象的すぎず具体的すぎない中空の言葉として抽出した「創造的な未来をつくるための言語」(井庭 2013)
たとえば「身体の声を聴く」「内臓感覚の回復」「あいだの関係性」「自己完結しない」「ポスト人間中心デザイン」といったタイトルの種があり、それぞれの種は次の要素から構成されています。
種の構成
起こりやすい状況
(とそれが生じてしまう力学)
▼ そこで
状況を乗り越えるための行為や実践
▼ たとえば / そうすることで
具体例や、そこから生まれていく結果
+
その実践をサポートする理論や原理などのコラム(小冊子)
現代社会の背後にある構造を前景化することで、起こりうる課題やそれをもたらす要因、力学(フォース)に焦点を当てると同時に、その状況と向き合う/乗り越えるための実践のコツを提示し、具体例と共にどのような結果が生まれるかに想像を向けられるようにしています。また、その実践をサポートする道理や原理をコラムとして紹介することで、実践の背景にある理解を深められるようにしています。


02 — SCENE
活用シーン
活用シーンや目的としては、例えば
チームや組織での話し合いの場での共通認識に
日々の暮らしや仕事において、生き物としてのリズムやみえないつながりを取り戻すために
これまでとは違う新しい発想やアイデアのインスピレーションとして
プロジェクトをやるときに、人間中心の視点から脱するためのヒントとして
無意識に生み出してしまっているかもしれない分断や暴力性に自覚的になるために
日々の暮らしのなかで大切にしたいものを見つめなおすきっかけとして
コミュニティのあり方と向き合いなおすための対話のベースとして
などがあります。
萃点のことばカードは、個人の暮らしにおいても、チームや組織づくりのためのワークショップでも、目的や用途に合わせて活用することができます。カードには要約版を記載し、詳細や関連コラムを読んでいただける小冊子もあわせて制作しました。

03 — INVITATION
あなたの内で育まれていく「種」として
萃点のことばの種たちは、「答え」ではありません。
抽象的すぎず、具体的すぎない「中空のことば」として抽出したものであり、それをどう実践するかは受け取った人それぞれです。
人から人へと伝播し、社会文化を形成していく情報単位「ミーム」のように、カードを受け取った人の内で種が育まれ、それぞれのいのちの営みと響き合いながら、かたちをかえて行為されていく。そんな願いを込めて「種」と呼んでいます。

多様な生命が芽ぶき、交わり、響き合う
萃点の旅路へようこそ